吟遊詩人の魔法

思っていた以上に面白かった 

読みやすい文体でこれは翻訳がよかったのだと思う 

場面がころころ変わるのでしっかり読み込まないと

時系列がわからなくなりそうになるが..

気になったのは全編を通して「女には自由がない」「女は虐げられている」

という事がしつこいくらいに語られる事 

途中で作者はファンタジーを描くというよりも 

自分がいつも感じてるその事を言いたい為に

この物語を書いたのではないかと思ったほどだ 

物語として面白かったけれど三部作になるという

次作等でもそれが展開されたら ちょっと嫌かな..

 

 

吟遊詩人の魔法〈上〉 (創元推理文庫)

吟遊詩人の魔法〈上〉 (創元推理文庫)

 

 

 

吟遊詩人の魔法〈下〉 (創元推理文庫)

吟遊詩人の魔法〈下〉 (創元推理文庫)

 

 

満願

よくできた短編集だった 

しかし すべて物語の半分ほどで結末は想像できた 

以前 阿刀田高氏の同じような短編ミステリー集にはまり込んだような 

ぞくぞく感と怖さは 残念ながら感じられなかったが...

 

 

満願 (新潮文庫)

満願 (新潮文庫)

 

 

悲嘆の門

やはり宮部さんが描く物語は好きだ 

特にこの物語は大好きなダークファンタジーで 

その中で「言葉」という私が本を読む動機、

そして根源をなすものについて書かれているので

特に楽しんで読めた 

発した言葉は発する人間に蓄積する 

それはいつも私が考えている事だったので 

同じ事を思う人がいるのだと嬉しかった 

そしてガラ.. 異形のものとの関りもとても好きだった 

読んで良かったと心から思った

 

 

悲嘆の門(上) (新潮文庫)

悲嘆の門(上) (新潮文庫)

 
悲嘆の門(中) (新潮文庫)

悲嘆の門(中) (新潮文庫)

 
悲嘆の門(下) (新潮文庫)

悲嘆の門(下) (新潮文庫)