麒麟のたてがみ

読書日記

満願

よくできた短編集だった 

しかし すべて物語の半分ほどで結末は想像できた 

以前 阿刀田高氏の同じような短編ミステリー集にはまり込んだような 

ぞくぞく感と怖さは 残念ながら感じられなかったが...

 

 

満願 (新潮文庫)

満願 (新潮文庫)

 

 

悲嘆の門

やはり宮部さんが描く物語は好きだ 

特にこの物語は大好きなダークファンタジーで 

その中で「言葉」という私が本を読む動機、

そして根源をなすものについて書かれているので

特に楽しんで読めた 

発した言葉は発する人間に蓄積する 

それはいつも私が考えている事だったので 

同じ事を思う人がいるのだと嬉しかった 

そしてガラ.. 異形のものとの関りもとても好きだった 

読んで良かったと心から思った

 

 

悲嘆の門(上) (新潮文庫)

悲嘆の門(上) (新潮文庫)

 
悲嘆の門(中) (新潮文庫)

悲嘆の門(中) (新潮文庫)

 
悲嘆の門(下) (新潮文庫)

悲嘆の門(下) (新潮文庫)

 

 

 

獣使い

2.3冊間があいたけれど 久しぶりのエリカ&パトリックシリーズ 

一気読み 

半分ほどで なんとなく犯人はわかったけれど 

面白くて最後まで読めた 

相変わらず 虐待とか 酷いどろどろの事件内容 

正直筋立ては アメリカの犯罪ドラマのいろいろを

継ぎ足したようなものだけど 

なぜか最後まで読めるのよね 不思議だ(笑

 

 

獣使い エリカ&パトリック事件簿 (集英社文庫)

獣使い エリカ&パトリック事件簿 (集英社文庫)