麒麟のたてがみ

読書日記

火狩りの王

面白い! 

十二国記」を初めて読んだ時のように 

わくわくしながら(内容は重いのだけれどw)

ページをめくるのが 楽しかった 

「図書館の魔女」や「十二国記」のように 

このシリーズも 私にとって大切な本になりそうです

 

 

火狩りの王〈一〉 春ノ火

火狩りの王〈一〉 春ノ火

 

 

さまよう刃

一番納得のいかない むかつく嫌いな終わり方で

読まなければよかったとさえ思った 

確かに少年法についていろいろ考えさせられる物語だけれど.. 

後味の悪い終わり方というのは ミステリーが大好きなので慣れているけれど 

これは終わりがただ衝撃的なだけで

尻切れトンボに放り出されたような感じを受けた 

問題提起といえばそうなるんだろうけれど 

物語の長さのすえのこの終わり方は納得がいかなかった 

やはりこの方の本は性に合わないのかな

 

 

さまよう刃 (角川文庫)

さまよう刃 (角川文庫)

 

 

水底の橋

とても読み応えのある物語だった 

「病と医術と生と死と人の幸せの関係は部分を見極めただけでは見えてこない」

と書かれているが それは西洋医学東洋医学 延命治療 安楽死 

そしてあらゆる宗教の違いを思い起こさせ 

何が正しいのかという事を考えさせられるが 

結局人の幸せを いろんな角度から見て それを選ぶのは自分自身なのだと思わせてくれた「鹿の王」の続編という事なのだが 私にはこちらこそが作者が書きたかったことで

「鹿の王」は長い長い序章だったような気がする

 

 

鹿の王 水底の橋

鹿の王 水底の橋