麒麟のたてがみ

読書日記

ファンタジー

沈黙の書

オーリエラントシリーズ 今回も重厚でどっぷりと 本の中の言の葉たちに 埋没 一言で言うなら 「パンドラの箱」 箱の底に残った 希望を探し出し 人々の心の中に 降り注ぐ物語 素晴らしい物語 沈黙の書 (創元推理文庫) 作者: 乾石智子 出版社/メーカー: 東京創…

鹿の王

読み終えて心に残った言葉 「運命の不公平」「妄執」「神というのは便利な理屈」 生きて行くうえで、そして日々の世界のニュースを見る中で いつも心に浮かび 自分なりに考え こうして読む本の中に答えを見つけようとしていた事がすべて この本に書かれてい…

折れた竜骨

一気読み♪魔術が少し顔を出すファンタジーの味つけのミステリー。 最後の謎解きの部分は まるで クリスティーのポアロの謎解きのようで 思わず笑みが浮かんだ。 前半から少しずつばらまかれたほんの小さな言葉 出来事が伏線になって最後に ああなるほど と感…

夜の写本師

大満足の一冊! ただ 内容的には これだけのページ数では物足りない 雰囲気は ガースニクスの「古王国シリーズ」+ハリポタの「不死鳥の騎士団」以降 という感じかな 明るい部分は まったく無いと言ってもいいけれど とにかく 文体と表現力の緻密さストーリー …

図書館の魔女(下)

数多読んだ本の中で、内容・文体・文書量・世界観など すべてが完璧に自分の欲する物だったという本は 5本の指をかろうじてでるくらい。 この本はまさに私にとって完璧な本だった。 こういう本を読みたかった 本当に! ファンタジーが好きでミステリーが好き…

図書館の魔女(上)

大満足の本。上巻なので これからいろんな事が動いていくのだろうけれど ファンタジーというジャンルにはあてはまらない気がする。 言葉 言語学に関する蘊蓄がふんだんに入る所は まるで京極さんの本を読んでる感じ。 私は京極さんも好きなので特に気に入っ…