麒麟のたてがみ

読書日記

ベルリンは晴れているか

うーん凄い本だった 

その一言につきる 

ミステリーの要素はあるのだけれど それ以上に戦中戦後のドイツの事 

ナチス ユダヤの人々 読んでいて心が締め付けられる 

何が善で何が悪で 誰が悪いのか 

そして人の心の中の善と悪 正義と不正義 

とにかく本当にいろいろな事を考えさせられる本だった 

前作の「戦場のコックたち」でも思ったけれど 

これを日本人が書くという事の大変さを思うと 

作者の力量が半端じゃないなと心から思う 

これからもずっとこの方の本は読み続けていこうと思う

 

 

ベルリンは晴れているか (単行本)

ベルリンは晴れているか (単行本)