縁見屋の娘
なんとも不思議な感じの本だった。
時代物で ミステリーのようでファンタジーのようで 恋物語のようで..
ひとつ間違えれば全てが中途半端で
物語が台無しになってしまいそうな所を
危うい瀬戸際のところで踏みとどまったような感じがした。
それが作者の力量なのか偶然なのか この1冊ではわからないが..
最後の部分は想像がつく終わり方で
ちょっと物足りなかったけれど 楽しめた本だった。
【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 縁見屋の娘 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 作者: 三好昌子
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2017/03/04
- メディア: 文庫
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蜜蜂と遠雷
2次予選のあたりまでは引き込まれ一気に読んだ。
がそこから先は正直退屈で読むのが少し辛かった。
絶讃のレビューばかりだけれど..
恩田さんの本は何冊か挑戦したけれど やはり私には合わないようだ。
言葉の装飾を削ぎ落とした後に残る骨格は
ありふれていて終わり方も無難で 爽やかな終わり方といえばそうだが
あら これでおしまいなんだと拍子抜けした。
2次予選のあたりまでは買っておこうかと思ったが
結局図書館本で良かった 3ヶ月待たされたけどw