麒麟のたてがみ

読書日記

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ベルリンは晴れているか

うーん凄い本だった その一言につきる ミステリーの要素はあるのだけれど それ以上に戦中戦後のドイツの事 ナチス ユダヤの人々 読んでいて心が締め付けられる 何が善で何が悪で 誰が悪いのか そして人の心の中の善と悪 正義と不正義 とにかく本当にいろいろ…

雪原に咲く花(利き蜜師物語4

蜂蜜と蜜蜂をモチーフにしたファンタジー とても優しい優しい物語だった 面白かったけれど 私的には 物語の骨子も 表現も キャラクター達も すべてが淡く 優しく 物足りなかった 読後 優しい気持ちにはなるけれど また再読したいかというと それは無いかな …

魔術師ペンリック

病で倒れている老女の最期を看取った為に「魔」に乗り移られた 心優しい青年の物語その魔は 魔術師が死ぬと すぐそばにいる人間に乗りうつる そうして何人もの魔術師と共生していくあいだに 魔は力と知識を蓄えていく青年に乗り移った魔は 馬とライオンと十…