麒麟のたてがみ

読書日記

X-01

異世界の将軍に拾われた「破壊神」の名を持つ少女と

日本の少女の話が交互に語られる

あさのさんの物語は 文体の歯切れがよく 

生きる事への容赦ない言葉が綴られて とても好み 

大好きな時代物の「弥勒シリーズ」とは 当然背景など全く違うのだけれど 

底にある「生きる」事への厳しさは

似ている物があって好きだ 

とにかく謎だらけの序章 先が楽しみだ

 

 

X-01 エックスゼロワン [壱] (YA! ENTERTAINMENT)

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火狩りの王 三巻

「怒涛」という言葉が走って逃げだすような混沌と激しすぎる展開 

蜘蛛 神族 人間 それぞれの願い 思惑 目的が絡まって

世界をどうしたいのか どうなるのか まったくわからない 

人間が「火」を使い争って一度破壊しつくした世界を存続させるのに

人は必要なのか 

今 現在の地球がこのままだと同じような事になると作者は言いたいのだろう 

人は「火」を使う すべてを焼き尽くす「火」を使う 

その「火」を「知恵」と「心」で制御しなければ地球は..人は滅びる 

この先どう言う風に物語を終わるのか 

先が楽しみだ

 

 

火狩りの王〈三〉 牙ノ火 (3)

火狩りの王〈三〉 牙ノ火 (3)

 

 

まほり

なんというか凄かった 

冒頭の都市伝説の所で こういうオカルト系なの?

やめて だったら読めない(涙

と思ったけれど 怖さは変わらなかったが

そっち系ではなくて安心した 

神社の縁起の事そして民俗学言語学 

とにかくすべてが関心のある事で読み進めるのが幸せだった 

「まほり」の語源?が分かった瞬間の部分は

読んでて鳥肌がたった 

ほんとに読み応えのある濃密な読書だった 

そしてこれははずせないのは

裕と香織の「よっしゃ!」最高!

 

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