ハリー・クバート事件
下巻も一気読み。
まるで映画やドラマを見てるようで面白かったし
翻訳が「アレックス」シリーズと同じ方だったので違和感なく読めた。
ただ上下巻で1000ページほどになる長編なので
途中でまどろっこしく飛ばし読みしたくなる箇所もあったが..
とても面白いのだが 個人的には 後半の怒濤の展開..は
あまりにひねり過ぎのような気もしたし
読み終えても結局ノラが どんな少女だったのか
ノラの人間性の真実は?というと いまひとつ納得できない部分が残る。
ただそれを差し引いても「面白さ」という点では群を抜いていたと思う。
石と星の夜
作り上げられた世界観の中穏やかで濃密な雰囲気は前巻よりも増している。
ゆっくりと丁寧に物語りは進んでいくので
その点は評価が分かれるかもしれないが
私的には 決して冗長になってるとは思わないので
この雰囲気のまま先を進めて欲しいと思う。
大切に読んでいきたい本がまたひとつ増えた 嬉しい♪