麒麟のたてがみ

読書日記

宝石鳥

うーーーん 物語の紡ぎ方や文章は うまいと思うけれど 

私の好みではなかった 

物語の骨は2.3行で語れる 

それに 盛大に肉をつけて 浪漫という塩を振った という感じ 

それを考えると宝石鳥というタイトルは言い得て妙かもしれない 

派手さ加減が..

絶讃の評が多いが 私的には星3つ

 

 

宝石鳥

宝石鳥

 

 

湖畔荘(上

過去と現在を行き来し 視点も何人かで変わる 

この作者さん2冊めで慣れたのでこの作品は

始めからどっぷりと浸ることができた 

ダウントンアビーとマープルを足して煮詰めて いろんなスパイスを入れた感じ 

とにかく面白い まだ下巻が残ってると思うと幸せ

 

 

湖畔荘〈上〉

湖畔荘〈上〉

 

 

湖畔荘(下

下巻は一気読み。

めでたしめでたしの大団円。

読み応えたっぷりでちりばめられた謎もすべて回収し非常に面白かった。

 

だがいろんなミステリーを読んでいる私としては

上巻の英国らしい重苦しさがいきなりメロドラマちっくになり

都合良すぎて特にバーティーが..という所で正直がっかりした 

陰惨でどろどろな結末にすればいいという訳ではないけれど 

あまりに全てがうまくいきすぎて 私的にはもの凄く残念。

すっきり爽やか(?な大団円がお好きな方にはお勧めです

 

 

湖畔荘〈下〉

湖畔荘〈下〉