2017-08-04 弥栄の烏 また前作との表裏。 私的には読者にそれを知らさずという手法は好きじゃない。 表裏にするのなら上下巻という形の方が良かった。 仲間を殺されてからの雪哉の変化が納得がいかないし 奈月彦が愚痴だらけの情けない男に変化したのも好きじゃない。 本当の名前を探すというのをみたとたん「千と千尋」を思い出したし 大猿とのやりとりも すっきりせず気持ちが悪かった。 いろんな物語のパッチワークのような気がした。 雪哉と奈月彦の変化の理由を2部に持ち越すつもりなのかもしれないがラスト50ページの後味の悪さとがっかりで多分次はもう読まないだろう 弥栄の烏 八咫烏シリーズ6 作者: 阿部智里 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2017/07/28 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る