蓮花の契り
みをつくし完結から久しぶりの高田さん。
みをつくしもこの本も男女の情愛について一歩も二歩も引いて書かれてある。
この本は特に人の死 生を受けた意味その事に重きを置いて書かれたものだ
というのはわかるが何故そこまで徹底して
男女の情愛について避けられるのか。
あえて情を結ばない愛の形もあるだろう。
そう思っていらっしゃる作家さんなんだとは思うが
だからこそ 熱く苦しみも哀しみもすべて味わい尽くすような男女の愛について
この作家さんに書いて欲しい気がする。
余韻のある物語を書かれる好きな作家さんだからこそ そう思う。